ALWAYS 三丁目の夕陽 ’64

 久しぶりに劇場まで足を運んで映画を見た。「ALWAYS 三丁目の夕陽 ’64」。「はやぶさ」か「ALWAYS」か少し迷ったが、前2作を見ている「ALWAYS」に決めた。
 今回は昭和39年の設定で、私自身は小学校1年生。新幹線開通や東京オリンピックの記憶がよみがえる。小学校の教室にはブラウン間の全面に観音開きの扉が付いた白黒テレビがあり、授業のなかで東京オリンピックの中継を見た。近所にはカラーテレビのある家もあったが、吉岡くん演ずる茶川家と同様、我が家のテレビは白黒だった。
 映画は、何度も感動で涙を誘われる場面があり、見た後にほんのりと心が温まる、見て良かったと思える内容だった。ストーリーも良いが、それ以上に前2作から続くキャストの味が良く出ている。東北弁を駆使する六ちゃん(堀北真希)と鈴木オートのお母さん(薬師丸ひろ子)が特にいい。吉岡くんは前2作同様、オーバーな演技なのだが、もう少し抑えてもよいかな。
 映画のなかの登場人物はみな、まわりの人たちを気遣い、感謝の気持ちを忘れない。当時の日本がそうで、いまの日本がそうでないのかと言うと、そうは言い切れない。ただ、普段の地域や近所のかかわりが希薄になっているなかで、「まわりの人たちを気遣い、感謝の気持ちを忘れない」を育てる機会が少なくなっているのは確かだろう。「昔は良かったな」と思っているおじさん、おばさんはもちろん、若い人に是非観てもらいたい映画だ。

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